スマホ・タブレット公開

法人のスマートフォン・タブレットを売却・返却する前に:MDMとアクティベーションロックの解除

会社で使っているスマートフォンやタブレットは、MDM(モバイルデバイス管理)で管理されていることがほとんどです。管理の登録やロックが残ったまま手放すと、次の利用者が端末を設定できず、売却やリース返却がうまく進みません。

この記事では、法人のスマートフォン・タブレットを手放す前に必要な作業を、iPhone・iPad と Android 端末に分けて整理します。

解除を忘れると、端末が使えなくなる

法人の端末には、次のような「持ち主のしるし」が残っています。これらを解除しないまま初期化すると、次の利用者が設定を始めたところでロックがかかり、端末が使えません。

手放す前に解除が必要なもの
対象iPhone・iPadAndroid 端末
端末のロックアクティベーションロック(「探す」)Google アカウントによる端末保護
会社の登録Apple Business(Apple Business Manager)への登録ゼロタッチ登録などの会社の登録、企業向けのリセット保護
管理ツールMDM の管理MDM の管理

リースの端末も同じです。リース事業協会は、リース物件を返すときに MDM の管理対象から外すよう呼びかけています。

iPhone・iPad の場合

  1. データを移す:必要なデータをバックアップし、新しい端末に移します。
  2. 会社の登録を外す:Apple Business に登録している端末は、管理者がアクティベーションロックをオフにしてから、組織からの所有解除を行います。所有解除のあとは、Apple Business でアクティベーションロックを管理できなくなります。
  3. MDM の管理を外す:MDM の管理画面から、端末の管理を解除します。
  4. サインアウトして消去する:Apple Account からサインアウトし、「設定」→「一般」→「転送または iPhone をリセット」→「すべてのコンテンツと設定を消去」で消去します。消去すると「探す」とアクティベーションロックはオフになります。
  5. SIM と eSIM を確認する:SIM カードは抜き取ります。eSIM の端末は、消去するときに eSIM も消去する選択肢を選び、回線の扱いは通信会社に確認します。

所有解除のあとは消去が必要

Apple Business で所有解除した端末は、消去して復元する必要があります。所有解除と消去の順番を、担当者の間で決めておきましょう。

「盗難デバイスの保護」が有効な iPhone では、パスワードの変更などにセキュリティのための待ち時間がかかることがあります。手放す直前ではなく、余裕をもって作業を始めると安心です。

Android 端末の場合

  1. データを移す:必要なデータをバックアップし、新しい端末に移します。
  2. Google アカウントを削除する:端末保護を解除するには、端末から Google アカウントを削除します。保護されたままリセットすると、画面ロックの解除か Google アカウントのパスワードが求められます。
  3. 会社の設定を確認する:企業向けのリセット保護を設定している場合、リセット後に端末を有効にできるのは管理者が指定したアカウントだけです。手放す端末は、管理者に設定を外してもらいます。
  4. MDM の管理を外す:MDM の管理画面から、端末の管理を解除します。会社の登録で自動的に管理下に入るようにしている端末は、その登録も外します。
  5. 出荷時の設定にリセットする:「設定」から出荷時の設定にリセットします。手順は機種によって違います。
  6. SIM を抜く:SIM カードを抜き取り、回線の扱いは通信会社に確認します。

台帳と記録

  • 端末を特定する番号:機種、シリアル番号、IMEI を控えておきます。
  • 作業の記録:管理の解除、所有解除、初期化をした日時と担当者を残します。
  • 紛失・未回収の端末:回収できていない端末は、MDM でロックやリモートでの消去を行い、台帳に状況を残します。

スマートフォンにも、顧客の連絡先やメールなどの個人情報が残っています。PCと同じように、手放すときの記録を残しておきましょう。考え方はPCの廃棄・売却と個人情報保護法で解説しています。

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当社の法人PC買取では、パソコンのほか、タブレット・スマートフォンも1台から査定します。

  • お引き渡しの前に:管理の登録やロックが残った端末は、次の利用者が使えません。お引き渡しの前に、この記事の解除の作業をお願いします。解除の方法がわからない場合は、お見積りの際にご相談ください。
  • PCと一緒に:入替で出たPCとまとめてご相談いただけます。古い機器や故障品も含めて、まとめて査定します。
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文:株式会社REER JAPAN

参考

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