PCの入替・処分公開
退職者・異動者のPCはどうする?回収から再配布・売却までの手順
3月の退職や4月の異動の時期には、使い終わったPCがまとめて戻ってきます。すぐに初期化して次の人に渡したくなりますが、業務データの引き継ぎや、あとから確認が必要になる場合に備えて、順番を決めておくことが大切です。
この記事では、退職者・異動者のPCを回収してから、社内で再配布する、または売却・返却するまでの手順を整理します。
結論:すぐに初期化せず、「確認 → 保全 → 初期化」の順で
- 回収する:退職日・異動日までに、PCと周辺の機器・記憶媒体を回収し、資産台帳と照合します。
- アカウントを整理する:サインインを止め、ライセンスと管理ツールの登録を整理します。
- 残すデータを確認する:業務データの引き継ぎと、保管が必要なデータがないかを確認します。
- 初期化する:社内で使い続けるか、社外に出すかによって、消去の方法を選びます。
退職日・異動日までに回収するもの
- PC本体、ACアダプター、ドッキングステーション
- 会社のスマートフォン・タブレット(法人のスマートフォン・タブレットを売却・返却する前に)
- 外付けHDD・USBメモリなどの記憶媒体
- 認証に使うセキュリティキーなど、貸し出している機器
回収したら、資産台帳の使用者と照合します。台帳にない記憶媒体が出てきた場合も、記録に残しておきます。
アカウントとライセンスの整理
- サインインを止める:退職者のアカウントは、まず無効にします。すぐに削除すると、残したいメールやファイルまで消えてしまうことがあります。
- ライセンスを割り当て直す:Microsoft 365 などのライセンスは、別の人に割り当て直せるものがあります。
- 管理ツールの操作を選ぶ:Intune では、「ワイプ」は出荷時の設定に戻してすべてのデータを削除し、「廃止」は会社のデータだけを削除します。社内で再配布するPCと、社外に出すPCで使い分けます。
- 回復キーを確認する:Entra ID でデバイスを削除すると、そのデバイスの BitLocker 回復キーも削除されます。削除する前に、回復キーが必要ないかを確認します。
管理ツールの登録解除や回復キーの扱いは、法人PC入替のチェックリストでも解説しています。
初期化の前に:残すデータがないかを確認する
- 業務データの引き継ぎ:PCの中にだけ保存されている業務データは、共有フォルダやクラウドに移してから初期化します。
- 保管が必要なPC:情報の持ち出しやトラブルの疑いがある場合は、初期化せずに保管し、社内の担当部署に相談します。初期化すると、あとから確認できなくなります。
- 保管期間を決めておく:退職者のPCやデータをどのくらいの期間保管するかを、あらかじめ社内で決めておくと迷いません。
社内で再配布するか、社外に出すか
| PCの行き先 | やること |
|---|---|
| 社内で別の人に再配布する | Windows の「PC を初期状態に戻す」で「すべて削除する」を選び、「データの消去」も有効にする。管理ツールに登録し直してから渡す |
| 売却・リース返却・廃棄する | 社外に出る前に、消去の方法と結果を1台ずつ記録する。依頼先の消去証明書や記録を、資産台帳と照合する |
Windows の初期化は「社外に出す」用途には十分とはいえない
Microsoft は、「PC を初期状態に戻す」のデータの消去機能について、一般の利用者向けで、政府や業界のデータ消去の基準は満たしていないと説明しています。売却や廃棄でPCが社外に出る場合は、1台ずつ記録が残る方法で消去しましょう。方法の違いはソフトウェア消去と物理破壊の違いで解説しています。
記録を残す
「誰のPCを、いつ回収し、どう処理したか」を記録に残します。退職者のPCは、あとから問い合わせを受けることもあるため、回収日、初期化や消去の日時と方法、担当者、再配布先または引き渡し先を、資産台帳と合わせて残しておくと安心です。
REER JAPAN にご相談いただけること
社内で再配布しないPCや、退職・異動の時期にまとまって出たPCの買取とデータ消去を、まとめてご相談いただけます。
- 買取:1台から査定します。古い機器や故障品も含めて、まとめて査定します。すべての機器に値段がつかない場合はお引き取りせず、パソコンメーカー各社の法人向け回収窓口をご案内します。(法人PC買取)
- データ消去:機器リストをご承認いただいてから消去を始め、1台ずつ記録します。買取する機器のデータ消去は無料です。消去証明書の発行は有料です(お見積りでご案内します)。(法人向けPCデータ消去)
- 回収:関東圏はご指定の場所へ訪問回収、関東圏以外は宅配便でお預かりします。宅配便は事前のお見積りが必要です。(法人PCの回収)
機種と台数がわかる範囲で、無料お見積りからご相談ください。
文:株式会社REER JAPAN
参考
- Microsoft サポート「PC を初期状態に戻す」(外部サイト・新しいタブで開きます)
- Microsoft Learn「デバイス アクション: 廃止」(Microsoft Intune)(外部サイト・新しいタブで開きます)
- Microsoft Learn「デバイス アクション: 削除」(Microsoft Intune)(外部サイト・新しいタブで開きます)
- Microsoft Learn「Microsoft Entra ID で古くなったデバイスを管理する方法」(外部サイト・新しいタブで開きます)
- 個人情報保護委員会「個人情報の保護に関する法律についてのガイドライン(通則編)」(外部サイト・新しいタブで開きます)
古いPCの回収・データ消去のご相談
台数が決まっていない段階でもかまいません。お見積りは無料です。
