Windows 10のESU、2年目も払う?法人PCを延長するか入れ替えるかの判断ポイント
Windows 10 の法人向け拡張セキュリティ更新プログラム(ESU)は、1年目の期間が2026年10月13日で終わります。その後もセキュリティ更新を受け取るには2年目の ESU が必要で、価格は1年目の倍になります。
2年目を払って使い続けるか、Windows 11 のPCへ入れ替えるか。この記事では、ESU の期限と費用のしくみを確認したうえで、判断のポイントと、入替を決めたときに進めておきたいことを整理します。
結論:2年目のESUは「すぐには替えられないPC」に絞る
Microsoft は ESU を、長く使い続けるための制度ではなく、新しい環境へ移行するまでの一時的なつなぎと位置づけています。価格は年ごとに上がり、3年目(2028年10月10日)で終わります。
そのため、すべてのPCに2年目を買うのではなく、業務アプリの都合などですぐには替えられないPCや、入替の順番待ちのPCに絞り、それ以外は入替を進めるのが基本です。
ESUの期限と費用のしくみ
| 期間 | 終了日 |
|---|---|
| 1年目 | 2026年10月13日 |
| 2年目 | 2027年10月12日 |
| 3年目(最終) | 2028年10月10日 |
- 価格は毎年倍になる:1年目は1台あたり61米ドル(Microsoft のボリュームライセンスの場合)で、2年目はその倍、3年目はさらに倍になります。
- 累積制:2年目から加入する場合も、1年目の分を支払う必要があります。
- 1年単位:6か月だけといった期間での購入はできません。1台から購入できます。
- 対象:Windows 10 バージョン 22H2 の Enterprise、Education、法人で使う Pro です。
- 含まれるもの:重要なセキュリティ更新だけです。新機能や、一般的な技術サポートは含まれません。
正確な金額は購入先に確認を
購入する経路によって、価格や条件が異なる場合があります。2年目以降の金額は、ライセンスの販売パートナーに確認してください。なお、Windows 365 のクラウドPCや Azure Virtual Desktop などの仮想環境で動かす Windows 10 には、追加費用なしで ESU が提供されます。
ESUで延長する場合と、入れ替える場合の比較
| 観点 | 2年目のESUで延長 | Windows 11 のPCへ入替 |
|---|---|---|
| 費用 | 1台ごとにESUの費用がかかり、3年目はさらに上がる | PCの購入・導入の費用がかかる。古いPCは売却して費用の一部に充てられる |
| 期限 | 最長でも2028年10月10日まで。いずれ入替が必要 | 期限を気にしなくてよい |
| 安全性 | セキュリティ更新は届くが、新機能や一般的なサポートはない | Windows 11 のセキュリティ機能を使える |
| 業務への影響 | 当面は変わらない | 入替作業やデータ移行の手間がかかる |
| 向いているPC | 業務アプリの都合ですぐに替えられないPC、入替の順番待ちのPC | それ以外のPC |
Windows 11 の要件を満たすPCは、アップグレードも選択肢
要件を満たすPCなら、買い替えずに Windows 11 へアップグレードできます。要件を満たさないPCは、ESU で延長するか、入れ替えるかのどちらかになります。
判断のポイント
- 台数を棚卸しする:Windows 10 のPCが何台あり、そのうち Windows 11 の要件を満たすものが何台あるかを把握します。
- すぐに替えられないPCを洗い出す:業務アプリや周辺機器が Windows 11 に対応していないなど、入替を待つ必要があるPCを確認します。2年目の ESU が必要なのは、このPCです。
- 入替の時期を決める:ESU で延長するPCも、2028年10月までには入替が必要です。年度予算や決算期に合わせて、いつ何台替えるかを決めます。
- 古いPCの行き先も決めておく:売却するのか、リース会社へ返却するのか、社内で再利用するのかを先に決めておくと、保管場所や管理の手間を減らせます。
古いPCの行き先は、Windows 10の入替で出た古いPC、どうする?で詳しく解説しています。
入替を決めたら、進めておきたいこと
- 新しいPCの調達と、キッティング(初期設定)の計画
- 業務データの移行と、古いPCにデータが残っていないかの確認
- 古いPCのデータ消去と、1台ごとの記録(消去証明書など)
- 売却する場合は、買取か販売代行かの選択(法人PCの「買取」と「販売代行」の違い)
- リースのPCは、返却期限と、返却前のデータ消去の確認
REER JAPAN にご相談いただけること
- 入替・キッティング:キッティングやデータ移行を含めた入替を承ります。新品だけでなく、整備済みPCでの入替もご提案できます。(法人向けPC修理・保守)
- 古いPCの買取:1台から査定します。古い機器や故障品も含めて、まとめて査定します。(法人PC買取)
- データ消去:機器リストをご承認いただいてから消去を始め、1台ずつ記録します。(法人向けPCデータ消去)
「何台をいつ替えるか、まだ決まっていない」という段階でもかまいません。台数と機種をお知らせいただければ、入替と古いPCの扱いをあわせてご提案します。お見積りは無料です。無料お見積りからご相談ください。
文:株式会社REER JAPAN
参考
古いPCの回収・データ消去のご相談
台数が決まっていない段階でもかまいません。お見積りは無料です。
