PCの入替・処分公開

オフィス移転・拠点統合のときのPC・IT機器の整理:持っていく機器と手放す機器の分け方

オフィスの移転や拠点の統合は、社内のPCやIT機器を見直す機会です。使っていないPCや古いサーバーを新しいオフィスに運んでしまうと、運ぶ手間がかかるうえ、置き場所もふさぎます。

この記事では、移転にあわせてPC・IT機器を整理する手順を、棚卸し、仕分け、移転日から逆算した進め方、データの事故を防ぐポイントの順に整理します。

結論:手放す機器は、移転より先に片づける

  • 棚卸しから始める:資産台帳と現物を照合し、台帳にない機器も洗い出します。
  • 持っていく・手放すを決める:新しいオフィスで使う予定のない機器は、移転の荷物に入れません。
  • 手放す機器は移転前に出す:データ消去と記録は、移転作業とは分けて先に済ませます。

移転の当日は、荷物の搬出と搬入で手いっぱいになります。手放す機器を移転の荷物と一緒に動かすと、どこに何があるのか分からなくなりやすいため、先に片づけておくのが安全です。

まず棚卸し:資産台帳と現物を照合する

最初に、資産台帳と現物を照合します。移転のときは、ふだん目が届かない場所の機器も動かすことになるため、台帳にない機器が見つかることがよくあります。

  • 見落としやすい場所:倉庫やキャビネットの予備機、会議室や受付のPC、サーバー室の古い機器、机の引き出しの外付けHDD・USBメモリ
  • 控えておく項目:機種、シリアル番号、資産管理番号、使用者、設置場所
  • リースの機器:リース会社のラベルや契約書で、リースの機器かどうかを確認します

シリアル番号を控えておくと、搬出のとき、データ消去のあと、新しいオフィスへの搬入後と、同じリストで照合できます。

持っていく機器と手放す機器の分け方

機器の仕分けの目安
区分目安その後の扱い
持っていく新しいオフィスでも使う予定があり、OSのサポートや保守が続く機器梱包して運ぶ。新しいオフィスで台帳の設置場所を更新する
売却する使う予定はないが、まだ値段がつく機器データ消去のうえ売却する
リース会社に返すリース契約中、または満了を迎える機器契約の返却条件に沿って返却する(リース満了のPC、返却前に何をする?)
廃棄する値段がつかない機器メーカーの法人向け回収窓口、または産業廃棄物の許可を持つ業者に任せる(法人PCの処分先を比べる)

迷う機器は、OSのサポート期限と保守の期限で判断します。Windows 10 のPCや、保守が切れたサーバーを新しいオフィスに持っていくと、移転のすぐあとに入替が必要になることがあります。入れ替える時期の考え方は法人PCの耐用年数は4年?で解説しています。

移転日から逆算した進め方

  1. 移転の2〜3か月前:棚卸しをして、持っていく機器と手放す機器を決めます。リースの機器は契約の満了日と返却条件を確認します。
  2. 移転の1〜2か月前:手放す機器の見積りを取り、回収の日程を決めます。ビルの搬出のルール(搬出できる時間帯、エレベーターの養生、事前の届け出)も確認します。
  3. 移転の前:手放す機器を搬出します。新しいオフィスへ運ぶ荷物が減り、移転当日の作業も軽くなります。
  4. 移転のあと:新しいオフィスで機器の動作を確認し、資産台帳の設置場所を更新します。手放した機器のデータ消去の記録を受け取り、台帳と照合します。

時期は目安です。台数や社内の手続きによって前後します。サーバーやネットワーク機器を移す場合は、システムを止める時間も含めて早めに計画します(サーバー撤去・データセンター退去の進め方)。

移転のときに起きやすいデータの事故

  • 運んでいる途中の紛失:段ボールに入れたPCやHDDが、どこかに紛れて見つからなくなる
  • 置き去り:机やキャビネットの奥に残った外付けHDD・USBメモリが、什器と一緒に処分される
  • 手放す機器との混在:手放すPCと使い続けるPCが混ざり、データが残ったまま外に出る

手放す機器は、移転の荷物とは別の場所にまとめ、搬出するときに台数とシリアル番号を照合します。データ消去は1台ずつ記録を残す方法を選びましょう。記録の確かめ方はデータ消去証明書とは?で解説しています。

PC以外の記憶媒体も忘れずに

NASや外付けHDDのほか、複合機にもデータが残ることがあります。複合機はリース会社や保守会社に、返却や撤去のときのデータの扱いを確認しておきましょう。

REER JAPAN にご相談いただけること

移転や拠点の統合で出たPC・IT機器の買取とデータ消去を、まとめてご相談いただけます。

  • 移転の日程に合わせた回収:関東圏はご指定の場所へ訪問回収、関東圏以外は宅配便でお預かりします。宅配便は事前のお見積りが必要です。(対応エリア)
  • サーバー・ネットワーク機器:関東圏では、ラックからの取り外しと搬出まで当社で行います。(サーバー・ネットワーク機器の買取)
  • まとめて査定:1台から査定します。古い機器や故障品も含めて、まとめて査定します。すべての機器に値段がつかない場合はお引き取りせず、パソコンメーカー各社の法人向け回収窓口をご案内します。(法人PC買取)
  • データ消去:機器リストをご承認いただいてから消去を始め、1台ずつ記録します。買取する機器のデータ消去は無料です。消去証明書の発行は有料です(お見積りでご案内します)。(法人向けPCデータ消去)

拠点の統合で、関東圏以外の拠点からまとめて送る場合の進め方はご依頼例でご紹介しています。機種と台数、移転の時期がわかる範囲で、無料お見積りからご相談ください。

文:株式会社REER JAPAN

参考

古いPCの回収・データ消去のご相談

台数が決まっていない段階でもかまいません。お見積りは無料です。